〇鞍目 はじめまして

11年ぶりに出場した外部競技会後はエネルギーを使い果たしてしまい、新しいモチベーションを得てがんばろう!
と思ったワタクシは、この時に記したような過程を経て新しくオーくんに騎乗してみる事になりました。
競技会にパートナーとして出たHくんは、彼の「良さ」が、地味ーにわかりにくいコ。
経路を周る際は『馬の良さを出したい』と思って乗っているワタクシとしては、最後までHくんのアピールポイントをきちんとアピール出来なかったような気がします。
『Hくんに乗る際の正解』
が遂にわからないままだったのです。
例えば、他の方が騎乗していて「あぁこういう風にHくんに乗ったらいいんだ。」と思うことは無く、
乗っていて「ここは彼の長所だな、ここは必ず7点取るつもりで乗ろう。」とハッキリ思える所も無く。
私が過去に乗ったこの馬に似てる!というような特徴も無く。
遂には先生に伺う始末。
これは乗り手として申し訳なかった。
ただ平均点を狙う乗り方しか出来なかった。
なので競技会後は今でも「あー、こういう風に乗ってみればよかったかなぁ?」って思う事もあるんですよね。
そういう『貯金』がたまったら、またHくんに乗ってみるかな。


さて、そんな過程を経て自らリクエストしてオーくんに乗ってみることにしました。
競技会時にオーナー先生がおっしゃっていたLくんは、以前も乗った事があるコなので大体どんな感じなのかがわかりますが、
オーくんは乗った事が無かったのです。
なので単純にわからないコに乗ってみたい、という好奇心と、動きの大きいコなのであの動きを出したまま乗ってみたい、というのとがありました。
以前聞いたところではオーくんは、
「重い」「日によって重かったり軽かったりする」「柔らかい」「硬い」
などなど???
どっちに転ぶかわからないタイプ?
そんな時は自分の感性で乗るのがイチバンです。とりあえず乗ってみましょー♪
(つづき ↓)






騎乗馬:オーくん   馬装:長鞭 拍車(棒) 折り返し手綱
オーナー先生からは、
・まだ若い馬なのでHくんほど出来ない
・馬が迷う所があるので「こう!」と指示してあげる
・馬的にちょっと考えて?タイミングがズレる
・前に前に行ってくれる
と言われてオーくんに跨る。
アラ意外と小さい?Hくんの方が大きいんだ。そして幅もHくんの方があって太い。まだオーくんはつるぺたな感じ。
ま、でも跨るという仕草に変わりはないし、乗ってる最中はそんな事どーでもいいので気にしません。
手綱と折り返しをしっかりセットして常歩。
確かにぐんぐん前に前に行ってくれる。
オーナー先生からは、
「こんな感じでどんどん前に行きます。連れてってもらうような感じで馬の動きについていってください。」
との事。
ただぐーぐー引っ張っていく訳ではなく、ちょっとした柔らかさがある。どの位の強さで持ったらいいのかな。隅角に入ると馬体が長いのがわかる。このコは伸ばしちゃダメだ、だから折り返し手綱なんだろうな。ある程度まとめたいけどどうしたらいいかな?あまり折り返しを効かさない方がいいような気がする。隅角で内方脚、あ、結構曲がる。これでいこう。
…とこんな感じで周りながら探り、トライしながら方針を決め、隅角で曲げて手綱がたわんだ分を持つ、ようにしてみました。
これが硬いコだと前に前に行って棒のようになったままなんだよねきっと。
オーくんは柔らかいから曲げて持つといい感じになってくれる。
速歩で座っても反憧がガクガクある訳ではない。柔らかいから動きやすい。
ちょっとコツを掴んできた所でワタクシの関門、駈歩に移ります。
障碍も跳ぶオーくん。ぶっ飛ばないでくれー(>人<)
と祈りながら駈歩。
ん?
半拍くらいタイミングがズレる。ちょっとだけ考えている風。
オーナー先生がすかさず、
「こうやってちょっとズレます。なのでC点のやや手前で合図するとちょうどC点で駈歩!という風に見えます。」
ふむ。
ポイント手前で合図して、ウン、出る!という感じ~。
この「ウン」の時に「あわわ出ないわ」と追加で合図しないようにする。待ってあげる。
再トライ。
合図、ウン(←この間テンションキープ。ビミョーに長く感じる)、出た!
出たら、
「ええっ?何か変な感じですー。前肢がないみたい。」
オーナー先生は、
「いいじゃないですか!みんなソレを目指してるんですよ。」(←本当かしら?)
子供の頃ふざけて自転車の前輪をちょっと上げたような、あんな感覚でした。
オーくん、前肢の「掻き」が大きいな、とは思っていたのですが、乗るとこんな感じになるとは。
しかしその「掻き」の大きさは注意しないと…

あっという間に長蹄跡が終わる
伸びたまま隅角になだれ込む
馬体が伸びて高速速歩に
そこからの駈歩は至難の業

…という事態が待っていました(-_-)
確かにこのコの一歩の大きさは、上手く使えば武器になる。
しかしその大きさ故、使い方を間違えると大きなミスとなる。
そういう諸刃の剣なんだ、と悟りました。

一通り運動したところで、
「じゃ、一度A2をやってみましょう。」とオーナー先生。
とりあえず最初だし、ま、さらっといってみますか。
このコは普段の練習と経路と、どう違うのか。
Hくんと違って長所と短所が1度乗ってある程度わかったので、そこも踏まえてやってみよう。

速歩から中央線に入る。回転がいい、角張ってない。
停止して本番では敬礼。速歩でのスタートで左右にヨレる。回転、斜め手前変えで斜線歩度を伸ばす。
あー、少し伸びるのはわかるけれどもうちょっと何とかしたい。あっという間に終わってそして隅角で詰まる(><)
三湾曲。Hくんよりずっと滑らか。曲線がキレイ。ここは7点とらなきゃダメな所だな。曲線は上手いけど中央線付近でヨレるから左右キチンと挟まないといけない。
長蹄跡での歩度を伸ばす方が斜めよりも調節しやすい。
常歩になって斜めに入る。あー、折り返しだからイマイチ伸ばせないー。
駈歩、C点やや手前で合図したら上手くいった。馬体が伸びないように気を付けながら気を付けながら駈歩。長蹄跡は歩度を伸ばすと速歩でもあっという間なので駈歩だとどうなるんだろ?と思ってやれるだけやってみたら感覚的には
5歩くらい(汗)
そしてやっぱり隅角で詰まってしまい速歩になり斜線は速歩のまま~~。
駈歩で長蹄跡歩度はあまり伸ばさずにやってみようと左は少し気を付けながら。せっかくそれなりに伸びてくれるコなので、
「前に→上に」
進む力をもっていけるようにしたい。いかにうまくメリハリを出せるか、かな。
Hくんでは3回に1回位しかうまく出来なかった、最後半円を描いて中央線に入る所もキレイに湾曲できて停止。
ふぅ!
初回にしてはHくんより手応えを感じました!
するとオーナー先生はすかさず、
「すぐもう1回やりましょう。」(え゛)
やりながらオーナー先生がポイントや注意点を話され、どこを「思い切って伸ばし」、どこを「詰めた”風”にするか」を聞きながら感覚として捉えながらやる事が出来ました。
オーくんの性格もあるのかもしれませんが、Hくん程疲れません。
それでも、Hくんで培った『歩毎の緊張感』を忘れずに、いい所、悪い所を掴みながらの2回周ったA2経路でした。


オーナー先生も、レッスンを見学していたクラブのお仲間も、
「いいんじゃない!」
という感じでした(^-^)
ま、オーくんがお利口さんなだけなのですが…。
長所と短所がハッキリしているので、乗り手としてもポイントがわかって乗りやすいです。
オーくん、こんなに柔らかく素直じゃなかったけれど、かつての所属クラブで乗ったカー君というコに似ていました。
カー君も黒っぽい馬体で曲線が得意なコ。
カー君ではかつてのクラブでの部内の、更に一段階下の「サーキット」と呼ばれる経路採点会のようなものに出場した事があり、
私が乗ったほかの馬、ワンコやYやカイ君よりもずっといい点が取れたんです(珍しく6が多かった記憶)。
本人は全くそんな実感が無く、
謎の高得点
状態だったカー君。
それでも本人は「あの辛口のいつもの馬場の先生が競技馬で出場した人と同じ点をYと私につけてくれた!!」回のサーキットの方が印象に残っていたのでこっちの採点表は取ってあるけれどカー君の時のは…ね(^^ゞ
もしかしたら意識は無くとも相性としてこういうタイプが合っているのかもしれません。

。。。と、こーんな感じで初騎乗が終了しました。
少なくとも私は「はじめまして」が好印象だったオーくん。
オーくん自身はどうだったのかわからないけれど、これからお互い更に深め合っていけたらいいな。
また新しいタイプのコとの出会いに、結構ヤル気が出てきたワタクシなのでありました。

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by grassree2 | 2017-04-23 13:30 | 小規模クラブでのお話&レッスン | Comments(0)