9鞍目 こちらでははじめまして

前日に雪予報がありましたが、関東地方、私が住んでいる地域やクラブのある地域は全く降らず…。
朝が弱いワタクシは前日に騎乗の用意をしますが、そんなんで
「雪でカタカタカートが引けないかも」
「馬場が雪解けでドロドロかも」
と思い、カート無しのショルダータイプで用意し、
靴はショートブーツ+チャップスにしましたが、
どちらもその必要なかったのでした…(^-^;


さて、本日はそんな天気予報だったからか気持ち、人が少なかったように思いました。
今日のパートナーのお馬ちゃんは、初めましてのコ。
そしてこちらのクラブに来て初めて、私の嫌いな折り返し手綱を使いました。
でも『私が折り返しがキライな理由』のハードルが無かったので、抵抗なくレッスンに臨み、抵抗なく使う事が出来ました。
うん、こうやって上手く使って馬もちゃんと教えてくれると、決して「嫌いな道具」ではなくなるのね。



騎乗馬:Sくん   馬装:折り返し手綱


オーナー先生から言われた馬は、初めて騎乗するコ。
「折り返し手綱で乗って、裏掘りとかも普通に出来ると思います。」との事。
今日は雪ではなかったけれど、風が強いからこういう日に“物見太郎”は御免こうむりたいわ。どんなコなんだろう。
若干緊張しながら馬房に向かうと…

寝てた。

あらー。
馬着のまま気持ちよさそうにしていたので、一旦自分の準備をしてからまた迎えに行く事に。
2度目の訪問の際はちゃんと起きてました(^-^;
16歳で、馬房に入った所では威嚇するでもなくおとなしいコちゃんのようです。
なんとなく私と同じ波動のようで、こういう波動が合うコは落ち着いていいわー。
馬装もフツーで、肢だけ肢巻きを先生が巻いてくださり、折り返し手綱を装着して完了!
先生はこのコがまだ1ケタの年齢の頃に乗っていたそうだ。
まわりまわってまた巡り合う縁、なんですねー。
今日は先生が下乗りしてくださってからワタクシが騎乗します。
本日も頑張りましょう。






先生がSくんに騎乗しているのを馬場外で見ます。
折り返しはそんなに効かせていない感じ。先生は拍車を装着して騎乗されていますが、
一度私の方に乗りながら居らした時に、
「ちょっと重いかもしれないので、一応拍車持ってきておいてください」
との事なので慌てて先丸拍車を持ってきて、とりあえず準備。
割と短い時間で乗り替わりとなりました。
「とりあえず、拍車は無しでいきましょう。」
すぐ装着できるように馬場外のわかりやすい場所に置いて、Sくんに跨ります。
部内大会では障碍競技に出場していたSくん。なので私はちょっと不安だったのです。
鞭無し、拍車なしでしょう、それにこの風。
ですが、先生が騎乗されているのを見ると軽くてどうしましょ?という感じではなさそう。
「今日はこの風なので、我々も敏感な馬には乗っていません!」
「拍車が入ると(先生がかつて乗っていた頃の)若かりし頃を思い出すのか、たまにヤンチャするので。」とのことで、ホッ♪
折り返し手綱の持ち方を(毎度のことですけど)ここでは初めてなので確認しますが、
今まで行っていた所のどこよりも、ざっくりと
「あ、一緒に持っちゃっていいですよ。」とのこと(あれ?)
…というのと、鞭を持っていないので手綱と折り返しだけに集中できるから、折り返しにそーんなにいつも程ナーバスにならずに済んだので、
全くと言っていいほど抵抗なく使って乗る事が出来ました(^-^)


本日も「乗り方の解体工事」をしつつ、お初のSくんに慣れていく、のがテーマ。
輪乗りでの常歩をしながら、自分の姿勢、馬の姿勢に注意するけれど、初めて乗るSくんだから、
自分の姿勢 < 馬の姿勢
という感じでした。
折り返しをきっちり使わないと(=抑えないと)頭が下がらないとか、ぐーぐー引っ張るとか、
そういういう事は全くないSくん。ただ、馬が正反撞は苦手だそうで、ちょっとコズむような感じ。
なので今日は速歩パートは軽速歩でがんばりました。
まずは常歩で姿勢を作っていきます。左手前から始めますが、早速左が曲がりません(汗)
内方姿勢ではなく「まっすぐ!」な感じ。
先生からの指示は、
・左内方脚で圧迫し始めたらすぐに左手綱を強く引く(脚と手綱の動きを関連付けるため) 右手はそのまま
・馬が左を向いたら真直ぐに戻す
これの繰り返し。

以前やったような“こっちに来たらラクだよ”と馬に教えながら徐々に姿勢を作る。
しかし、未だこの方法が完全に身についていないので、先生から「左」と言われたら左しか注意がいかない、
やり方も「ぐっと引っ張って完全に解放」みたいな、例によって「1か10」みたいなワタクシ。
これじゃあSくんも困っちゃうよね…。
オバはんもう少し丁寧にやりましょう。
先生は、
「grassreeさん、いまのやり方だと”10で引いて0に戻す”という感じです。それだと極端なので、
”5の状態から7の強さで引いてまた5に戻す”という感じでやってみましょう。」
そうだよね(先生やさしく言ってくださってありがとう)。
「引いた時に左だけ注意するのではなくて、置いておく右手に右ハミを感じ取った状態で、左を引く。
脚も同じで、左脚だけ圧迫して強く使うのではなくて、右脚も添えておく。」
この時はチラッとでしたが、後から完全に思い出したのは、去年ビジターで乗ったベロちゃんの時もそう言われたわ!
『右と左でサンドイッチする』と。(←この言葉は記事中には出て来ていませんが言われたのは憶えています)
色んな所で、細かい意識が足りないなー、ワタシ。
実際この時、「右手に馬の右ハミを感じ取る」のは意識したらちゃんとわかりました。
自分の右の薬指、小指にかかる力を感じてから、左を操作する。
脚も同様に左だけじゃなくて右も添えて軽く挟み「外はここだよ」と教える。
そうするとちゃんと動きが変わるSくん。
馬がやりやすいように、馬がわかるように。私もわかるように。
馬が理解してくれたら褒める。
私はこうやって馬と1つずつわかりあえていく作業が好き♪
「わかる?」「わかった」「よしよし、ハイ次」みたいな。
お互いがお互いを顔を見合わせてわかりあえていくような。

そういう過程を経て最初よりちょっとわかりあえたSくんとオバはん。
右手前に変えると、アラこっちの方がずっとラク!
なので、左よりも上の動作がスムーズでした。
そしてそのままのいい状態で駈歩。
先生からは、
「駈歩では馬がハミに、前に出るようになっていい姿勢になったら人が鞍の後ろに座って、
さっきと同じ事ですがより小さい動作、手の中でハミを調正しながら走りましょう。」
とのこと。
難しいけれど、やる!
風があるけれどまったく不安感なく、落ち着いた駈歩をやってくれるSくん。
馬の駈歩の中のリズムや弾み方がよくわかる。
よくわかって(^-^)♪こんな感じなオバはんでしたが、この調子で左手前にチェンジすると…
最初程ではありませんが、やっぱり右より難しい。
でも、Sくんのいい状態がわかったのでそれに近付けるように努力します。
先生も、
「左も今の右みたいに、なれます!」との事だからがんばる。
しかしながら私の中では(多分先生の中でも)そこまでは行きませんでしたが、最初より駈歩の感じの違いがわかったので、良しとしましょう!


最後に速歩での肩内を少しやります。
先生は、
「蹄跡を周回して長蹄跡で肩内をしましょう。その際に隅角を過ぎたらそこで一旦巻き乗りをして、その姿勢のまま長蹄跡へ。そうするとわかりやすいです。」
とのこと。
蹄跡を軽速歩でリズムを整えながら周り、長蹄跡に入る隅角を曲がりそのままの姿勢で5mの巻き乗り。
ウン、Sくんイイ感じ!
先生も「いいですよ!そのままの姿勢で!」
とおっしゃったのにもう少しで巻き乗り終わって長蹄跡に戻るところでなぜか解体…。
先生も「あー」
私は「なぜだー」
多分、たぶんだけど、
「よしいいぞ!そのまま行こう」と思った所できっとビミョーに力んでいるんでしょう、ワタクシ。
さっきまでと同じリズムではないのだと思われ。
もう一度、次の長蹄跡でトライ。
同じリズムで5mの巻き乗り。そのまま、とか、崩さないように、と思わずに、そのまま息をして馬とリズムを合わせる事に集中する。
長蹄跡に戻ったら右脚を入れて左手はそのまま。ウンウン、いい感じ。
「そうですそうです、もう1回。巻き乗ーり!」
巻き乗りの最中は内方姿勢と中央線に注意する。これだけ姿勢が取れていればラクだ。同じリズムで長蹄跡に戻る。先生が後ろから姿勢をチェックしてくださる。
…と、右手前なのでここまでは良かったのですが、左手前は最後しぼんでしまったわ(ショボーン)。


それでも!
私の中では抵抗なく折り返し手綱を使え(と言っても殆ど使っていないのですが)て乗れた、というハードルを何て事なく越えられたのが大きかったです。
Sくんもよく応えてくれ、よく教えてくれました。
次回乗った時には、今日より左手前を良くしたいなー。


<先生からそのほかのお言葉>
・強いプレッシャーをかけたら解放も強くする。解放は馬にとってご褒美。それを馬にわかるようにする
・馬は力が掛る方によりかかるので馬が自立する、まっすぐになるように。肩内も最初内方を引いて姿勢が作れたら緩めて馬の姿勢が変わらなければOK。馬が自分でやるように促す。
・この馬の場合は折り返しは緩めに持つ


先生曰く、以前はSくんこのちいさい身体で130を跳んでいたそうです。
小さいから助走をある程度つけないと跳べなくて、がんばっていたそう。
オーナー先生からも、
「今日はS、大人しくしていましたね。」との事。
えっ、やっぱりヤンチャなのかい(汗)
そしてアタシの年の功はそんなに効くのだろうか??


また勉強になった1鞍でありました。
抵抗があったものを、抵抗なく出来た事、これは今回のレッスンで先生にとっては特にどうという事ではなかったと思いますが(ワタクシは折り返しが苦手とは言っていないので)、
私にとっては「あ、やっぱりこのクラブに来てよかったな」と思えた事でした。
必要な時に必要なドアをノックされて、新しい景色を見せてもらうような感覚です。
例えば今回の折り返しの件も『折り返し手綱』という大きな扉があって、その中にある小さい扉を今まで開けて来たけれど、
あまり上手くいかなかった。今回は別の小さい扉を向こうから開けてもらって、私が行ったら、あ、大丈夫だった、みたいな感じ。
また、私がその扉の存在を知らないだけで、ノックしてもらって自分が気付けば変われるんだ、と思った事もあります(推進の方向性とか)。
クラブと私の間でそれが通じ合っているような。
これから私が知りたい、いつかやりたい事や、まだ潜在的な事もノックしてもらえたら嬉しいですね(^-^)



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by grassree2 | 2016-01-24 13:30 | 小規模クラブでのお話&レッスン | Comments(0)