2鞍目 解体工事始まる

天気が非常にビミョーだった本日。
レッスンのキャンセル可能な時間にはクラブに着いていようと、かなり早く家を出ました。
家を出る時は雨足がハッキリ見える程の雨で、
乗り替えの駅に着いた時もまだ雨。
クラブ最寄駅に到着しても、まだ雨。
しかしながら向かっている途中で雨は止み、
クラブに到着した時には傘を畳んでいました。
こういう日は、こちらのクラブでは乗っているのかな?
以前の所属クラブでは雨でも乗る人は全く気にせず乗っていましたが、私は雨の日騎乗は嫌い(ヘルメットから雨粒が落ちて来るのがイヤ)なので、
殆ど乗りませんでした。
で、現在の所属クラブでは、9時のレッスンを合羽着て受けている方が居て、
その次の時間もみんな準備しているなぁ…。
馬場は大きな水たまりは見えるけれど「沼」まではいっていない。
という事は!
もう雨も止んだので、私も乗る事にし、準備をしましょう!!

本日もマンツーマンレッスンをお願いし、今日はオーナー先生が見て下さるそう。
馬装準備はほぼ、8割くらいはスムーズにいきました(^-^)
今日は先生の下乗り無しで、いきなり私が乗るそうで(汗)
でも馬は前回と同じR君だし、がんばっていきましょう!


騎乗馬:Rくん   馬装:長鞭、拍車(先丸)

新しくクラブの会員になる、という事は、そこのクラブでのモロモロのルールに従う、という事でもあると思うのですが、
乗り方についてもまた然りだと思うのですよね。
なので、『いつかは来る』『徐々に来る』と思っていた事なのですが、
今日やって来ました…。
乗り方の解体工事です。
オーナー先生は決してワタクシの乗り方を否定している訳ではないのですが、
「より馬も人も楽に運動するにはどうしたらいいか」
という観点からすると、ワタクシがそこに行き着くにはもっと近道があるよ、という感じでしょうか。
それでも「根本的にアタシ違うじゃん!」と思った事も2つほどあり、
「今までこうだと思っていたけどそれはそれでOKなのね」とか思う事もありで、
自分の中ではR君には前回ほど手応え有る乗り方は出来ませんでした。
それでも、乗り方を変える時と言うのは自分の中では足踏みしているような感じなのは、
かつての所属クラブを辞めて「今までのクセを抜こう」「乗り方を変えよう」と思った時もそうだったので、
「ま、これから暫くはこんなもんだよね」とは思います。
前の時はどなたかについてちゃんとやった、という訳ではなくビジター騎乗をしながら合わせて行くような感じでしたので、
今回の方が大変かもしれません。

続き ↓






<本日やった事>
・軽速歩での蹄跡周回、輪乗り
・駈歩での蹄跡周回、輪乗り
・速歩での山型乗り


まずは軽速歩で周回する。
現在のクラブで乗ってすぐ思った事なのですが、
「ただ輪乗りで1周すること」
「ただ軽速歩で1周すること」
これの難しさを感じています。
今までいかに何も考えずにやっていたのかを痛感するのです。
それは今回のオーナー先生でのレッスンも同じでした。
私は脚がなぜかブレながら乗っている(←自覚なし)ので、まずは「使う」「使わない」をハッキリさせたいなぁとか思っているのですが、
それは多分、キチンと鐙が踏めていない事にも起因すると思うんですよね。
早速オーナー先生からは、
「脚が後ろに行き過ぎてますよ。」
あー、これは前回の先生からも言われているんですよね…。
「脚が後ろに行っていると、ちゃんと鐙が踏めないですから、脚は自分の真下に。」
自覚があるのは、『もうちょっと出したい』と思っている時にだいたい脚を後ろで使っているのよね。
という事は、力が入っているということ。
なので今度は力むんだったら素直に鞭を使おう、と思う。(次回トライ)
脚を真下にし、体重を正しく下に降ろし、鐙を踏めるように。これを意識し優先してやってみましょう。

軽速歩で蹄跡周回中ですが、先生が居る方の短蹄跡に大きな水たまりがあり、そこのコースをうまく辿る事が出来ない。
反対側の短蹄跡は水たまりなく私も気にしないのでスッと隅角を通過できるのですが、水たまりの方の短蹄跡に行くとまずヨレる。馬が水たまりを嫌がっているのではないのは前回の騎乗でもわかっている事。
オーナー先生曰く、
「(馬が)隅角を突っ込んで行こうとするので、そうなる前にもう長蹄跡の中くらいから準備するの。
隅角入ると馬が肩から逃げて突っ込むような感じになるからそれで枠いっぱいまで来ちゃう。
馬が肩から逃げないように、鞭は内方じゃなくて外方に持って。肩から逃げそうになったら逃げる前に肩鞭。」
これを私は短蹄跡の真ん中で停止して聞いていました。
はい、っとスタートさせようと1歩2歩行ったところでもう、
「そこでもうヨレてるの!わかります?そこで(肩を)逃がして欲しくなかったなー。」
え。
1歩か2歩だよ。
絶句。
何も分からない。
意識が行っていない。「前に出して長蹄跡行ってスムーズな短蹄跡行って、その次の長蹄跡から気を付けよう」としか思っていなかった。
もうここからダメなんだ。(ガーン)
しかも鞭は外方なんだ。アタシずっと内方でやってきたよ。もう根本的に違うじゃんアタシ。
気を取り直し、注意を払ってスムーズな方の隅角通過、長蹄跡に入って肩に注意してかなり慎重に水たまりの隅角を通過。
出来たかどうかわからない。(多分「さっきよりマトモだったけどまだ及第点には達していない」だろうと思う)
でもさっきよりはなだらかだった。
おそらく、そういう馬場では必要な細かい要素が、私はいい加減なんだろう。だって気がついてないんだし。
ただ周回しているだけの時はオーナー先生は、
「そうそう、いいですよ」
とおっしゃるのですが、細かい事に対しての注意点が多かった。
例えば、私は最初の隅角の件についても、
大して推進していない(体感的には、しろくろちゃんのクラブでの周回の方が速く感じる)からR君はヨレるんだ、と思っていたのですが、先生がおっしゃったのは上述した通り。
私はこの時はまだ、「推進が足りない」と思っていたのですが、そうではなくて、
『推進の力が正しい方向に行っていない』
というのがオーナー先生の見解。
正しい方向に推進されていないので、馬は苦しくて、前に出ない。
でも私は「前に出ない」のしか感じていないのでまだ推進しようとする…
そういう悪循環なのですね。


一旦少し常歩します。その間に、
「主な操作をまず外方からする」という話をオーナー先生から伺います。
外方に力が掛っているのを感じ、それを外方手綱、外方脚で受け止める。
「私は“まず内方”でした…。」←ずっとそれでやってきて今ものすごくガッカリしている人
オーナー先生は、
「外方手綱と脚だけでなく腿も使って受け止めるように。」とおっしゃいます。
腿かぁ。腿なんぞほぼ使って来なかったから未だに騎座を使うのがヘタなのよね。
もう色々とダメ過ぎるアタシ。
ついさっきまで
ドン!ガラガラガッシャン!!
な勢いで自分の中の何かが崩れる音がしたのですが、気持ちいい位派手に崩れてくれたおかげで、
今また新しい何かをbuildupしようと、子供の頃やっていたブロックを積み上げるような作業をしている感があります。


常歩の後、駈歩に入ります。
蹄跡上のC点から出すようにしますが、1回目は出ませんでした。
そうだった、このコはハッキリ合図しないとお互いわからないんだった、という事を思い出し、次の隅角からハッキリ合図して出す。
これまた前回同様、「あ、バラっとしてきたな」と思ったらやっぱり速歩になる。
そこからのリカバリーが出来ない、とオーナー先生にお話すると、
「もう1回輪乗りでやってみて。」
オーナー先生の所から常歩してハッキリ合図してスタートする。内方脚で打って、継続、継続。
あと1/4周で輪乗り1周終了(オーナー先生に向かっていくような位置)、と思った所で、
「grassreeさん今何しました?」
「はっ!?」
ビックリした私は速歩に落とす。
正直、またですが、何もした覚えはありません!
「踵でギュッとした後」←記憶、自覚症状共になし
「バラけそうだったので内方脚で継続。。。」
「そうですか。出来たら止めないで駈歩継続しながら話出来るようになるといいんですけどー。」
「いや…駈歩苦手なので(話すか駈歩するか)どっちかしか出来ません…」
「苦手な人の駈歩じゃないですから、もっと自信を持って!もう一度。」
少し馬の口が強くなってきているのを感じる。
「一旦停止してーしっかり止める。」
止まりが悪い。私が(せっかく重い)自分の体重、騎座が使えていない。
「後退」
素直に後退してくれるR君。
「そのまま駈歩」
まじで?と思ったけれど、もうこの「じで?」の「ま」で出す。
でもこの、一瞬の迷いで、R君は速歩が(また)1歩2歩入っての駈歩になる。オーナー先生は容赦しない。
「速歩入れないで、もう1回。すぐ出す!」
今回は「まじで?」が過る間もなく身体がすぐ動いた。
そうなると馬もちゃんと動く、正直だ。
とりあえず頑張って輪乗り1周。(頑張らないと輪乗り1周も出来ない)
「grassreeさんは、ちゃんと推せてるの!」
ええっ!?
今まで一度もそんな事思った事もないし言われた事もない。
「ただその方向がうまく行っていない。手が強い。」
「あー、それはわかります。やっぱり駈歩が苦手なので、わかってはいるんですけど手綱は最初から最後まで同じ強さで握りっぱなんです。」
「そう、握りっぱなの!(←先生ありがとう)だから馬が苦しいの。」
あぁ。。。
「最初は握ってていいの。ただ、出たら外方で受け止めて内方は譲る。
握って、譲る。
馬にとって“こっちに行ったらラクだよ”という所を作る。同じ所で同じ強さでずっと握っていたら馬がラクになる所が無い。
だからこの馬は潜ったり、速歩になったりしてgrassreeさんからのプレッシャーから逃げようとする。」
そうすると先生は、一旦停止している私から手綱を取って、ものすごくそーっと、馬の口と張り合わない強さになるように持って、
「この強さで持ってみて。」
私が持つと、さっきまでとはまるで違う、私の両薬指と小指に馬から何も力が掛らないような状態だった。
この手の強さで馬を動かすんだ。
駈歩した後だからR君はよく動く。止めるのもさっきより大変だ。
「grassreeさん手じゃなくて腿使って止めてー。」
止まりが悪い。
「そのまま後退」
ここはバランスだけで後退してくれるR君。
「はい駈歩」
思い切って合図。速歩が入らずに出た。
馬に引っ張られるように駈歩している感じ。でも自分の下で馬がさっきより伸びがいいような感じもする。
これでいいのかな?
馬が私の下で伸び縮みしているゴムみたいになって走っているから、私は力が抜けてくる(でも全部抜いちゃダメ)。
「あー、さっきよりラクです。」とはオーナー先生に話しながら駈歩。
でも私は輪乗りの図形がいびつな方が気になっていた。
これは「馬なり」とはまた違うの?
私は『出して、手応え有って、そこから何らかやる』という感じだったけれど…。
でもさっきまでの↑のやり方でのR君より、今の方が確実に彼はラクそうだ。
速歩にしてからも、私はまだ「ん?」という感じの顔と気持ちで、言われるがままやっていたと思う。
(この辺記憶があいまい。新しい事を身につけるにあたり、とりあえず今この時は今までの考えを撤廃し、まな板の上の鯉になる)

一旦駈歩を離れ、少し速歩をする。
速歩でも先程の手の強さを意識。駈歩の後の速歩だから勢いがあり過ぎてそこを整えるのがまず大変。
手があれだけの『弱さ(←私からしたら)』なのだから、勢いを殺し過ぎないで自分のバランスで整えて尚且つ自分が乗れなくてはいけない。
それほど難儀でない山型乗り(多分初めてやりましたが、長蹄跡を中央線に向かって山を描くように中に入ってまた外に出る)の図形をやるのだけでもかなり苦しい。
バランスを探りながらここでふと、自分のバランスを後ろにすると、馬からの力が少し逃げる事に気づく。
が、しかし、この乗り方は私がかつての所属クラブ時代にやっていて散々直そう直そうと取組んできた事なのです!
ここで譲る訳にはいかない!
と思ったのと同時にオーナー先生からは、
「後ろに行かないで、前に出して!馬の力を前に、自分の手を前に!」
この時にハッキリわかりました。
かつての自分の乗り方は「逃げていた乗り方」だったという事に。
自分だけがラクな乗り方だった事に。
勿論、今この1回だけでその「馬の力」をスムーズに前に出す乗り方は出来ませんでした。
後ろに行かせないだけで精一杯でした。
(背中で受け止めていたので騎乗から3日経った今も両肩甲骨の間が痛い位です…)
後ろに行かせなかったのは「9年をムダにしない」という私の意地ではありましたが、
「この力を前に出せたらどんなにいいか」
と真剣に思いましたよ。


常歩になった時にオーナー先生には、
「これくらいの持ち方でもいいんですね。私は”手応えがなきゃダメだ”くらいに思っていました。」
「おー(^-^)」
オーナー先生は、
「この馬はね。この馬はこう乗った方がいい。この馬にとってラクに進むようにする。」
きっと私の中では、どの馬も、
『後肢に力を感じてがしがし進むようになって、その力がハミを通じて私の手に伝わって来て、そこから運動する』
というオンリーワンのパターンしか刷り込まれていなかった。
勿論、このパターンの馬もいるし、R君のような、今回の方が気持ちよく動いてくれる馬もいる訳で。
そこの引き出しは、多く乗っていく中で培われていくものなのかもしれません。
自分の型に馬をガッチリはめ込むのではなく、自分も馬もお互いに(ある程度)合わせて行く、という事なのかな…。


再度もう一度駈歩をしましょう、とオーナー先生がおっしゃるので、この流れでまた手綱を短く持つと、R君が潜りだした。
ちょうどA点で出そうと思っていたけれどその状態だったので一応オーナー先生に、
「今この状態から出さない方がいいですよね?」と確認。
「そうですね、もう少し常歩して、いいと思った所で。」
R君が潜らずに頭の位置が少し上になり、首もやや伸びて来た所で、合図。
(今までの私だったら潜っている位置の方が「イイ!(↑のオンリーワンのパターンね)」と思ってやっていたと思う。)
一度で駈歩が出て、伸びやかさを感じる駈歩が出来たんだけど、もうちょっと続けたかった所で速歩に。
間髪いれず、
「もう1回やらせてください!」
と言い、オーナー先生も、
「いいですよ、自分で決めた所でスタートして自分で終わらせましょう。」
とおっしゃったので潜らなくなってからスタートし、輪乗り2周した所で無事終わらせる事が出来ました。
本人としては3周か4周したつもりだったのですが、オーナー先生は、
「2周出来たのでいいですよ。」との事でした。
ムムム、やっぱりここでは1周するのが難しい…(><)
手綱を完全に伸ばして、本日のオーナー先生レッスンはこれで終了しました。



以前の所属クラブの時に、いつもの馬場の先生から、
「grassreeさんはラクをしている。ラクして乗っちゃダメだ。」
と言われた事がありました。
多分、この日、先生がおっしゃった事の意味がわかったような気がします。 ←今頃!?
自分だけがラクをするのではなく、馬がラクに動けるようにする事、その上で自分もラクならもっといいよね、という感じ?
あとは、自分の刷り込みパターンにも、気づかされました。
現在の所属クラブでの馬の動かし方に慣れていきつつ、固定観念は捨てて行く。
もっと馬を知る事。もっと自分の引き出しを多くする事。
色々とこれからも知らぬ間に出来た垣根を取っ払って行く事になるのかな。
大変だけど、楽しくもある。
ものすごくガッカリだけど、勢いよく新たに組み立てるワクワク感もある。

会員になって、よかったな。



※どの位の方が読んでくださっているかわかりませんが、最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
久々級の長さでありました…書いてる本人も疲れた今回でした!




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by grassree2 | 2015-11-15 11:00 | 小規模クラブでのお話&レッスン | Comments(0)