44鞍目 昔といまのクロスロード

Hくんとは少しずつわかりあえる関係になって来ましたが、相変わらず手強いコであり、私がHくんから教わる立場である事に変わりありません。
毎回ちょびっと緊張します。
毎回「ひー」とか「はー」とか言いながら馬着を取って(今日は厚馬着1枚だった)、
「よっこらせ」と言いながら裏掘りをして、
「はい旦那、出ますよー」と言いながら洗い場に向かいます。
洗い場に行くと途端にHくんは機嫌が悪くなるので用意はなるべく手早くするように心掛けてはいるのですが…。
オーナー先生に声を掛けられて、また準備をしていたら、
あれ?今日は自馬の方も同じ時間帯でレッスンだから、マンツーって事は!

久しぶりにオーナー先生のレッスンだわー(><)

なんか急に動揺(汗)
まぢかー、大丈夫かなーこの人馬で。
動揺してるので最後の頭らく着ける所でやっぱりオタオタ。
「あわわ」
とかやっているとオーナー先生が、
「grassreeさん慌てないの。こうやって広げれば(←私はなぜか束にして持っていた)Hは自分でハミを銜えに行くから。」
「ハイ、段取り悪いですね。」
「乗る前から主導権を握ってないとね。」←もうここから
私がいかにグダグダかというのはこの後も続きます。
洗い場の前でHくんに乗って馬場に入るのですが、乗った瞬間にオーナー先生から
「ハミに真直ぐ出ていくようにね。」
と言われる。勿論手綱はまだ長い。
この時私は
「アラ、じゃあやっぱり先週の若手先生でやった事はハミに真直ぐ出る、って事でいいのね!」
と思ってちょっと嬉しくなっていました。
それに、まだ1歩も歩いていないので…

まさかこの最初の1歩から意識させられるとは思っていなかったのです。

かつての所属クラブでもある程度常歩するまでは手綱はプラプラでしたし、
現在のクラブでもプラプラまではいきませんが少し緩めて持って歩いていました。
要するに、最初の1歩目からは
何も考えていなかったのです。
なので、いちお
「真直ぐ行こう」
とは思っていましたが、一歩目から右にヨレました。
「ホラ右にヨレた。そういう所、そこからもう馬の好きなようになっちゃってるの。
Hはgrassreeさんが乗ったら好きなように出来ると思っちゃってるの。」

。。。

昔もこう言われた事がある。
ただあの時は馬との関係は決して良好ではなかった。
そしてあの時も、馬の方が私より遥かに上で、私が馬に教えてもらう立場だった。
だから少しずつ上手くいってる感のあったHくんであの時と同じように馬に思われていたら、ちょっとなー。

しかしレッスン後、また、
「昔もこう言われた事があった。」
という出来事が出てきます。

ふたつの「昔」…それは偶然にも同じ時を示していました。
私がかつての所属クラブに居た頃の終盤、
いつもの馬場の先生と、クラブの競技馬に乗って教わっていた時でした。


ということで、
「またこの辺まで来たのかぁ~(溜息・こっからが大変だよ)」という事を確認出来、
嬉しかったり大変だったりの思いがないまぜとなったこの日のレッスンの続きは、コチラ☆ ↓






騎乗馬:Hくん   馬装:長鞭のみ

1歩目から失敗し、レッスン前なのに既にショボーンなワタクシ。
気を取り直して常歩を始めます。手綱はプラ―ンではないけれど長めにしてあります。オーナー先生が、
「手綱はコンタクトが取れる位の長めにして。」と。
外方を持つ、脚をつける、手綱を握る、それだけでもうHくんは察してくれます。
「そう、そう、そこから手綱を詰めていって。」
私の中での”ready”の常歩の姿勢にもっていきます。
大体このへん。
かつての所属クラブでのワンコもこの位の位置だった。
ですが、オーナー先生は、
「もっと。その位置だとちょっと何かあってHが頭を上げたらすぐハミが外れるから。
もっと深く受けさせる。」
まぢか。
馬の首の角度が小さくなるように。
「そう~、この位。この位で受けていたらすぐに外れないから。」
多分、今まで私が乗って来た馬の中で、私レベルでもちゃんとこの位置を促せばやってくれる(キープするのはまだ難しい)のはHくんが初めてだ。
でも、ちょっとでも油断すると瞬時にハミが外れる事は、ここの所続けて乗っているのでよくわかってきた。
ハミが外れやすいのは、
・移行の時
・私が何かをやった時(鐙外れたから直そうとした時、など)
そして
・油断した時
もうこういうコだと馬も人も集中力の維持が大変だ。
ぽーっとしてるコなら瞬間瞬間に集中力を促せばいいのですが、Hくんは歩毎に何かする位の意識で乗っているんだけれど、
こういう研ぎ澄まされたコは瞬時に、
「このヒト(←私の事)サボってまーす!」
な勢いで態度に出るから大変だ。誤魔化しがきかない。
そして勿論、オーナー先生もしっかり見ている。
今回はオーナー先生が一番時間を掛けた、且つ、ワタクシが一番苦手な駈歩について主に記そうと思います。


駈歩についてちょっとだけ復習。
・ワタクシが一番苦手な運動
・過去に遠心力で飛ばされて落ちたトラウマから、無意識に抱えるようにして乗ってしまう
・ラクしたいがために?合図はキックする一本調子

。。。という事を踏まえて。
Hくんもワタクシも得意な方である左手前から駈歩開始しますが、どうも今日は馬体が伸びがち。
そして伸びたら瞬時に速歩へ。
オーナー先生からは、
「予兆があるはずだから、もっと早く気づいて対処できるように」
って事だったけど、
同じ瞬間だから!(・3・)
ワタクシが「あ」と思ったらHくんはすいっと速歩になるんだもん。
私がどういう時に「あ」と思うかと言うと、駈歩していて馬が自分の方に戻って来る時、跳ねかえって来る時の戻りが浅い時。
「あ、浅い」→ ぴた。
という感じなんだも―ん。
オーナー先生は、
「今日は拍車着けてないけれど全体的に合図が強いのね。推し過ぎちゃってるから馬がそれに慣れてしまってもうちょっとしたい、っていう時に合図が効かない。」
という事で、オーナー先生からは
・ゆっくり
・長く
駈歩する練習ということで、蹄跡からの斜め手前変換をやる事に。
蹄跡を駈歩し、斜めに入ると、
「ゆっくり向こう側まで辿り着くように。」
という事でしたが、ことごとく失敗します。
自分でも気付かなかった事だったのですが、ワタクシの心理面から既にもう失敗があったのです。
それは、

駈歩がキライなので一刻も早く終わらせたい

なので、

一刻も早く向こう側に辿り着いて終わりたい

のです。
ゆっくり行こうにも気持ちが焦るので、失敗するのです(勿論それだけじゃないけれど)。
更にオーナー先生からは、
「出来るまでやるの!馬に”このままでいい”とは思わせないの!」
「乗っている時は常に乗り手が一番じゃないとダメ!」
との声が飛び、何回目かで出来た時はホッとしましたよ…いやホッとしたより疲れたよ…。

ところが意外な事に右手前の駈歩の方が、今回は上手くいったのです。
右手前の時は、馬が苦手としてる方なのもあってかオーナー先生の言葉も違いました。
駈歩スタート前には、
「常歩から肩内やるような姿勢を取ってみて」
はい。(出来る)
「そのまま駈歩」
すっ、と出ます。
アラ♪(^-^)
駈歩やっている最中は、
「駈歩スタートする時みたいにー」と声が飛ぶ。
そのおかげか、いつも苦手な右手前が今日はスタートもペースも良く出来ました!


ま、唯一よかったのはこの右手前の駈歩のみで、あとは私がぜーぜーはーはーなレッスンでした。
最後馬場内ではオーナー先生から、
「乗り手の方が先に疲れちゃいましたね。馬は全然疲れてないですよ。」
と言われる始末。
あー…
これも以前、かつての所属クラブで言われた事あるよ…。
モン吉で初めてマンツーマンレッスンをやった時だよ。
また、あのレベルまで来たのかなぁ。
あの時はあの後先生がお辞めになって私はヤマハの競技会に出場してちゃんと結果が出たんだよねぇ。
だからあの時点が、私の過去のピーク時。
そしてそこで終わって、その先の梯子を探しにここに来たんだった。
今がちょうど、過去と現在の交差点なのかもしれない。
ここから私はどこに行くのだろう。この先の道は、どこに続いているんだろう。


Hくんの手入れが終わってクラブハウスに戻り、お会計をオーナー先生がやってくださった。
その時に、
「grassreeさんはここに来た時から『駈歩が苦手』と言ってましたが、見た感じはそうは見えません。」
「えーそうですかー、もう未だダメです。今日レッスンやって気づきました、『一刻も早く終わらせたい』と思いながらやっている事に。長い事トラウマになってるんですよ。。。」
すると、近くのテーブルにお一人でいらした、いつも競技馬に乗っている上手な方が、
「私もいつも駈歩になると構えちゃうよ、『また跳ねられるんじゃないか』って」
とおっしゃるではないか!
えー、全然そんな風に見えないのに!!
そうか、皆さんそうは見えないけれど内なるモノでそれぞれ葛藤があるんだな…。
私の「一刻も早く終わらせたい」なんて、単なる逃げ文句だよね。。。
と思っていたらオーナー先生が、
「乗り方が柔らかくて真直ぐなのはいい所です。皆さん苦労する反対駈歩でもそんなに変換されないと思いますよ。
ただ、柔らかく受けるだけではなく、強さが求められる時は馬にちゃんと強く行けるように。
馬に「違う!」とちゃんと言えるように。
それが出来るようになったら、もっと色々出来るようになると思いますよ。」
そうか。。。
そうかぁ~
そうですか~~~。
うーーーーん。
とりあえず、前進あるのみ。


その他オーナー先生より言われた事
・脚を前で使うように。後ろで使うのは腰内気味で馬体を支える時など
・移行の際、馬もヒトも姿勢が乱れる(馬→頭が上がる ヒト→手が上に上がる)ので注意。移行時は内方姿勢を強く取る
・右駈歩でうまくいったのは肩内の姿勢からスタートする、という準備をやったから。他でも準備をキチンとする。


来週の予約確認をして本日は終了。
…ア、来週も同じ時間の予約だった…って事は来週もオーナー先生だー(><)
あ゛~~~~




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by grassree2 | 2017-02-05 11:00 | 現在のクラブレッスン | Comments(0)

前のクラブ所属5年8カ月、辞めて丸9年経ったところで新しい所属先が決まりましたー!2017年はいよいよ試合に出る事を目標にゆっくり進んでいきたいです♪
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